2020年5月8日金曜日

2020年5月8日

 こんな経験は人生にそうあるものじゃないので日記を書こうと思いながら何日も経ってしまった。covid-19感染防止に伴う外出自粛そのものについてはもう特別な感情はない、というか、それよりもわたしにとってはずっと深い問題が起こっている。いま、対処しないといけないのはウィルスというより、目の前にいる人間だ。そしてその人間をケアしないといけないわたし自身のメンタルケアもしないと共倒れになってしまうのはわかっている。だけど具体的にどうしたらいいのかわからない。誰かに相談したいけど誰に? わたしはひとの(特に大切におもうひとの)負担になりたくない。経済的に余裕があったらメンタルカウンセリングみたいな方法もあるだろうけど、お金の使いみちとしてそれより重要な事柄がある。
 このブログを書いていた頃は占星術やタロットを勉強していた。いまも忘れているわけではないし好きだけれど、もう自分で占うこともほとんどなく、占いのセッションに行くこともなくなってしまった。もし占いをがっつり続けていたらいまの状況を予測することができたのだろうかということをときどき考える。ただ、予測しても、いまよりうまく対処できたとは思えない。わたしはもともと占いで言われたアドバイスを実践できたためしがない。仕事はもっと向いているものがあると言われても変えなかったし、あきらめたほうがいいと言われたこともあきらめなかった。それは意志が強いというわけではなくて、ただ何もしなかっただけだ。何も変化させることができなかった。状況も自分自身も。
 緊急事態宣言が延長され、職場でもしばらくの間は勤務形態についてフレキシブルに対応してくれるということで、とりあえず今日は早退することになった。これからまとまったお金が必要になるはずということ、それなのに収入が減るかもしれないということはいまは考えないでおく。