2015年11月27日金曜日

12サインの解説 みずがめ座/うお座

12サインの解説、最終回です。
はじめの方にも書きましたが、あらためて。
ホロスコープにはたくさんの要素が入っていますので、太陽のサインだけで性格や考え方を読み解くのは難しいところがあります。ですので、もし興味を持たれた方は、占星術の鑑定あるいは基本の講座を受けたりすると、より深い知識が得られて面白いと思います。わたしの場合、自分の心の動きや考え方の傾向が掴めて、少し生きるのが楽になりました。


☆みずがめ座

キーワード : I know (わたしは知る)

男性星座・不動宮・風のサイン。

前衛的、独創的。
常識や既存の価値観に縛られない。
自分の自由も大事にし、他人の自由も尊重する。
友好的だが人付き合いはクール。
権威に反抗したり、協調性に欠ける一面が見られることも。


【雑感】
みずがめ座は、よく奇人変人とか宇宙人などと言われたりします。ただしこれは、必ずしも「変わっている」「普通ではない」というわけではないと思います。みずがめ座の有名人でわたしが真っ先に思い出すのは、月がみずがめ座のジョン・レノンと太陽みずがめ座のオノ・ヨーコです。周りを驚かせてしまったこともある彼らの言動ですが、そこには「ラブ&ピース」という、シンプルで当たり前とも言えるメッセージが込められていました。みずがめ座が主張していることは、ちょっと皆と違うこともあるけれど、よく考えるといたって「普通」なのかもしれません。みずがめ座の人たちを見ていると、「変」「普通」の基準って何だろう、と考えてしまいます。



☆うお座

キーワード : I believe (わたしは信じる)

女性星座・柔軟宮・水のサイン。

他人の気持ちに共感、同調する。
慈悲心、包容力に溢れる。
敏感で繊細。
創造力豊かなロマンチスト。
夢見がちで注意散漫な傾向もある。

【雑感】
うお座は愛情表現が豊かで、外見的にはいつまでも若々しくて可愛らしい人が多いので、皆から愛されるというイメージがあります。天然ボケと言われてしまうこともありますが、そういうところがまた憎めないのですよね。芸術的センスもあるので、ショパンやルノワールといった音楽家や画家もたくさんいらっしゃいますが、特に日本のミュージシャンにはうお座が多いです。例えばサザンの桑田圭祐、ミスチルの桜井和寿、佐野元春、中島みゆきなど。それは、周りに同調してブームに乗りやすく、他人に優しくて流されやすい傾向の日本人がうお座と馴染みやすいからではないでしょうか。彼らは歌詞、メロディともじんわりと魂に響いてくるような曲を作りますよね。感受性豊かなうお座らしさが滲み出ていると思います。


2015年11月24日火曜日

12サインの解説 いて座/やぎ座


今回はいて座とやぎ座の解説ですが、今はちょうど空の土星がいて座に入っている時期です(2017年末まで)。
土星さんは厳しい先生のように試練を与えますから、いて座の方はちょっと自由に振る舞いにくく息苦しい感じがするかもしれません。どちらかというと物事にじっくり取り組むのが苦手ないて座さんは、そのあたりがテーマになってくるでしょう。うまくいかないことがあっても途中で諦めずに頑張って下地を作っておくと、将来のレベルアップに繋がると思います。


☆いて座

キーワード : I  see  (わたしは分かる)

男性星座・柔軟宮・火のサイン。

広い視野と高い精神性をもつ。
自由奔放で束縛を嫌う。
自己肯定感が強く楽天的。
飽きっぽくて爪が甘く、大雑把という一面も。

【雑感】
放った矢の向かう先を見ているように、いて座の目は常にここではなく遠い未来を見据えているようです。じっとしているのが苦手なのでアクティブな職業に就いている人が多く、スポーツ選手にもよく見られるサインで、たとえばフィギュアスケートの羽生結弦選手がいて座。彼は大変な才能とそれを支える努力もしていますが、どんなに素晴らしい成績を残しても、そこに留まっていることはなく常に次の大会のことを考えているように感じます。また、ゲスの極み乙女。というバンドのボーカル、川谷絵音くん。雑誌のインタビューで、昔つくった曲には興味がない、というようなことを言っていて、なんともいて座らしい発言だと思いました。


☆やぎ座

キーワード : I  use (わたしは使う)

女性星座・活動宮・地のサイン。

野心、向上心を持ち、コツコツと地道に努力する。
根気強く勤勉で真面目。
時間をかけて実績をつくっていく。大器晩成型。
慎重派。石橋を叩いて、結局渡らないかもしれない。

【雑感】
村上春樹がエッセイで、星占いにおけるやぎ座の扱いについて嘆いているのを読んだことがあるのですが、上に書いた特質にあるように、確かにやぎ座には派手さやきらびやかさがなくて地味で暗いイメージがあるかもしれません。しかし、やぎ座の人はゆっくりと足場を固めて着実に成功を手に入れていくタイプなので、ユーミンや坂本龍一、ビートたけしなど、息の長い活動を続けている大物芸能人もたくさんいらっしゃいます。やぎ座の人たちは、華やかなスターというよりも、努力に裏打ちされた確かな技術や芸をもつ職人さんに近いと言えるかもしれません。

2015年11月16日月曜日

12サインの解説 てんびん座/さそり座

今回から、後半6サインの解説に入ります。


☆てんびん座

キーワード : I balance (わたしは調和する)

男性星座・活動宮・風のサイン。

社交的で交友関係が広い。誰とでも上手にコミュニケーションがとれる。
争いやトラブルを好まない平和主義者。
特定の人や思想に肩入れすることはなく、自由な立場でいようとする。
八方美人、優柔不断と言われてしまうことも。
おしゃれで上品、洗練されていて美的センスがある。


【雑感】
てんびん座の性質について、一般的な星占いでは上記のように感じが良くて皆の人気者というように書いてあります。有名人でもイチローや浅田真央のように、老若男女問わず誰からも好かれる人ばかりですが、実際にわたしが接しているてんびん座の人たちは、確かに物腰が柔らかくて話しやすいのですが、いわゆる「人気者」キャラではないですし(人にもよりますが)、実は人間関係に悩んでいることが多いように感じていました。それはたぶん、てんびん座が面倒な揉めごとを好まず、常に気分よく穏やかに暮らすことを望んでいるからこそではないでしょうか。てんびん座が望むような美しく調和のとれた世界は、現実とは相容れない部分も大きいですよね。てんびん座は、外に見えづらい(見せたくない)繊細さを持っていると思います。


☆さそり座

キーワード : I  desire (わたしは求める)

女性星座・不動宮・水のサイン。

物事を深く追及する。真実を探る。
集中力、洞察力、忍耐強さをもつ。
簡単には人と打ち解けないが、一度心を許した相手とは深く関わろうとする。
おとなしく見えて、内部に情熱を秘めている。
行き過ぎた一途さが嫉妬心や執念深さにつながることも。

【雑感】
ゼロか百かといった極端な性質を持っているさそり座。「これ」と決めたらとことんのめり込みます。好きなら好き、嫌いなら嫌い、中途半端はあり得ません。わたしは金星がさそり座で、性的魅力があって異性には縁があるはずと言われるのですが、残念ながらどちらも全く!ないです(きっぱり)。特に初対面の方からは、近寄り難いとか怖そうとか面倒くさそうと思われることが多いようですが、そこは自覚があるのでちょっと否定しにくいです...。こだわりの強さやしつこさは自分でも怖いくらいです。ただし、大事な人への気持ちはちょっとやそっとでは変わりしませんし、裏切ることはないですよ(フォローになっていませんね......)。





2015年11月12日木曜日

12サインの解説 しし座/おとめ座


今回で前半の6サインが終わります。
途中になりましたが、全体的な説明を少し付け加えます。
12サインはおひつじ座からうお座までの全体で人間の意識の成長をあらわしています。
前半の6サインで個人のアイデンティティを形成し、後半の6サインで社会性を育んでいきます。
前半6サインの最後にあたるおとめ座は、個人の生き方の完成を目指しています。
次のてんびん座から、他者とのかかわり方を学んでいくことになります。


☆しし座

キーワード : I  create (わたしは創造する)

男性星座・不動宮・火のサイン。

百獣の王ライオンのようにカリスマ性に溢れ、ヒーロー/ヒロインとしての資質がある。
明るくポジティブなエネルギーに満ちている。
他者からの賞賛を求め、常に観客を必要とする。
平凡さ、退屈さを嫌い、派手でドラマティックな展開を好む。
度が過ぎてしまうと思い込みが激しく自己中心的になるきらいも。

【雑感】
わたしにはしし座の友人知人が意外と多く、なぜか相談を持ちかけられることがたびたびあります。これは全くの主観なのですが、しし座の子どもらしさに対して、わたしのおとめ座(太陽)とかに座(月)の組み合わせから生まれるおせっかいな世話焼き根性が発動され、向こうもそれを無意識に感じとっているのではないかと思っています。
 しし座の芸能人でわたしが真っ先に思い浮かべるのは朋ちゃん(華原朋美)。物怖じしない雰囲気と華やかさ、無邪気な言動の中にときおり脆さが垣間見えて、何となく危なっかしくて放っておけないような感じがしていました。やっと最近、復帰して元気に歌っている姿が見られてホッとしています。やはりしし座らしく、ステージでスポットライトを浴びているのがとても似合いますね。


☆おとめ座

キーワード : I analyze (わたしは分析する)

女性星座・柔軟宮・地のサイン。

物事を整理整頓すること、管理することが得意。
勤勉で責任感が強く、秘書的能力が高い。
生活全般がきっちりしている。
完璧主義で潔癖な一面も。
細かい部分ばかり気にして「木を見て森を見ない」ことになりがち。
あら探しをしたり、皮肉屋になることも。


【雑感】
 わたしは太陽のサインがおとめ座です。上記のようなおとめ座の性質について、ちょっと違うと思ってしまう部分も当然あるのですが(特に片付けや掃除はすごく苦手です......)、これだけは本当にその通りだと思うのは、真面目だというところです。真面目というのは褒め言葉のように聞こえますが、それも程度の問題で、行き過ぎると自分も周りも辛くなってしまうのですよね。以前、おとめ座のダウンタウン松ちゃん(松本人志)が出ていた広告のキャッチコピーに「バカまじめ」とあって、思わず笑ってしまいました。まさにバカまじめ。ここは自分でも変えたい性格なのですが、もう変わらないような気もして半分諦めています。







2015年11月6日金曜日

12サインの解説 ふたご座/かに座

前回からの続きです。今回はふたご座とかに座です。

☆ふたご座

キーワード : I think (わたしは考える)

男性星座・柔軟宮・風のサイン。

頭の回転が速くて好奇心旺盛。
流行に敏感で情報通。
新しいものが好きで、常にアンテナを張り巡らせている。
フットワークが軽い。
バランス感覚に優れ、誰とでも気軽にコミュニケーションがとれる。
落ち着きがなく移り気で不安定な一面も。

【雑感】
ふたご座の人について、わたしは長らくあまりピンとくることがありませんでした。しかしあるとき、嵐のニノ(二宮和也)のドキュメンタリーを観ていて、「これがふたご座の人の苦悩なのか!」と非常に腑に落ちたのでした。
ファンの方はご存知と思いますが、ニノはゲームマニアで、少しの空き時間でも常にゲームを離しません。番組の中でニノは、ゲームをやっていないと周りの状況が目に入りすぎてしまう、というようなことを言っていました。ふたご座の人というのは、周囲の動きをあまりにも敏感にキャッチしてしまうので、反応しすぎて疲れてしまうのです。
一見すると明るくてフレンドリー、話題が豊富でユーモアもあるので人気者のふたご座。でもそうひっきりなしに神経を使っていたらしんどくないかな? とちょっと心配になってしまいます。
太宰治や、彼を尊敬する又吉直樹もふたご座ですね。両者からも、茶目っ気がありながらどこか醒めた眼をしているというふたご座の二面性がうかがえると思います。


☆かに座

キーワード : I feel (わたしは感じる)

女性星座・活動宮・水のサイン。

母性本能が強くて家庭的。
情緒豊かで人懐っこいキャラクター。
小さな子どもや動物を慈しみ、育てたいという欲求がある。
家族や友人といった近しい人たちに対する愛情が深く、仲間意識が強い。
転じて、知らない人への警戒心や共感できない人への排他性として表現されることがある。
異物を嫌うことから、神経質で繊細な一面も。


【雑感】
わたしにとって、12サインの中でかに座について語るのが一番難しいかもしれません。というのは、わたしのネイタルチャートではかに座に月と土星が入っていて、生まれたときから持っている資質でありながら、かに座のテーマは人生の試練でもあるのです......というと何だか大げさですが、わたしはかに座を持っている人に対してシンパシーを感じるとともに、ときとして同属嫌悪のような感情を抱いてしまうこともあるのは否めません。上記のように、かに座は親しみやすい人柄で大衆性があるので、明石家さんま、SMAPの草彅剛、三谷幸喜や宮藤官九郎といった好感度の高い有名人もたくさんいて、わたしも彼らのことは大好きです。しかし、敵と見なした人には手の平を返したように冷淡に振る舞ってしまうといったネガティブな側面が見えてしまったりすると、自分にも大いに心当たりがあるので、どうしても強い嫌悪感を覚えてしまうのですね。土星のプレッシャーを乗り越えるのには、まだまだ時間が必要なのかもしれません。



2015年11月4日水曜日

12サイン解説 おひつじ座/おうし座

いよいよ今回から、12サインの解説がスタートです。


☆おひつじ座

キーワード : I am (わたしは存在する)

男性星座・活動宮・火のサイン。

おひつじ座は12サインの第一番目です。
この世に生まれ出たばかりの赤ちゃんのように、フレッシュなエネルギーを湛えています。
ピュアでアクティブ、無邪気で単純、率直。
負けず嫌いで一番が大好き。
衝動的で、考える前に行動するタイプ。
やや荒削りで洗練さに欠ける一面もあります。


【雑感】
おひつじ座で思い出す芸能人は、篠原ともえ、神田うの、E.L.Tの持田香織、忌野清志郎、大泉洋など、自分とはかけ離れたパワフルなキャラクターの方ばかり。
わたしはネイタルチャートに火の要素がほとんどないので、火の強い人のバイタリティには圧倒されてしまうことが多いです。
おひつじ座の人は、わたしがぐずぐずと考えている間に物事をさっさと進めてくれるので頼もしいのですが、逆に「え、ちょっと立ち止まって考えようよ!?」 とハラハラしてしまうこともあります。
まあ、勇み足になったとしても、さほど気にしない人たちではあるのですが。
恋愛でも、好きになったらとにかくガンガン攻める。そういうところ、やはりカッコいいと思います。



☆おうし座

キーワード : I have (わたしは所有する)

女性星座・不動宮・地のサイン。

生まれたばかりのおひつじ座の状態から、身体感覚を得た段階がおうし座です。
おうし座にとって重要なのは、目で見て、耳で聴き、手で触り、舌で味わうといった五感を喜ばせること。美しいもの、快適なもの、美味しい食べ物に敏感です。
行動はのんびり型。勉強や仕事を覚えるのは決して早くはありません。
しかし、牛が草を反芻するように、辛抱強く何度も繰り返し努力して確実に身につけます。
マイペースが過ぎて、人の意見を聞き入れず頑固になりがちな一面もあります。
普段は穏やかですが、自己の安心を脅かされると激しい怒りをあらわすことも。

【雑感】
わたしのネイタルチャートでは、おうし座に火星があります。
前回の記事で火星は情熱を傾けるものと書きましたが、具体的なもののひとつには仕事のやり方があります。上記の特徴から、火星がおうし座の人は、スピード感には欠けるもののひとつの作業をコツコツ地道にこなすような仕事に向いているということになります。わたしは確かに事務作業は嫌いではありません。
ただ、表面上はあまりそう見えないのですが、基本的に人の意見を聞く気がないので会社組織の中で働くのはどうなのかと思うこともあります。
仕事はひとりでやるのが好きです。作業中に電話がかかってきたり邪魔が入ると不機嫌になります。
また、おうし座の人には美声が多いと言われています。わたしは田島貴男や元キリンジの堀込泰行の歌声が大好きなのですが、二人ともおうし座と知って妙に納得してしまいました。